冬の車中泊装備として、必ずと言っていいほど名前が挙がるのがFFヒーターだ。

まず、本当に必要かを考える

冬の車中泊で一番やってはいけないのが、暖房のためにエンジンをかけっぱなしにすることだ。積雪でマフラーが塞がれると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒で命に関わる事故につながる。FFヒーターは車外の空気を使って燃焼し、排気もすべて車外に出す仕組みのため、この危険を根本的に回避できる。

導入のコストと手間

とはいえ導入には車体の加工や専門業者への取り付け依頼が必要で、コストもかかる。年に数回、防寒着と冬用寝袋、断熱サンシェードで乗り切れる範囲なら、無理に導入する必要はない。

オーナーたちの選択

ある調査では、キャンピングカーオーナーの約6割が冬の装備として「FFヒーター」を挙げている。エンジンを動かすよりコストパフォーマンスがよく、アイドリング音や排気ガスによる周辺への迷惑も避けられる点が支持されている。

分かれ目は使用頻度

FFヒーターを入れるかどうかの分岐点は、結局「冬にどれだけ本気で車中泊をするか」に尽きる。年数回のライトユーザーには寝袋・電気毛布・断熱で十分なことが多く、頻繁に冬の車中泊をするなら、安全性とコストの両面でFFヒーターに合理性が出てくる。

危険なのは「暖房がない」ことより「安易にエンジンをかけっぱなしにする」ことだと思う。FFヒーターを入れる・入れないに関わらず、まずこの基本だけは徹底したい。

出典

出典:複数のキャンピングカー冬装備アンケート・解説記事