サブバッテリーの導入には、実は3つの向き合い方がある。自分で組むか、業者に依頼するか、最初から搭載された車を選ぶか。

すでに車を持っている人にとっての選択:DIYか業者依頼か

DIYでサブバッテリーを組む場合、バッテリー本体の固定、ケーブルの接続、ヒューズの設置など電装の知識が必須になる。充電方式も、走行中にオルタネーターの電力を使う「走行充電」、外部電源を使う「家庭用コンセント充電」、車上のパネルを使う「ソーラーパネル充電」と複数あり、組み合わせを考える必要もある。

ここで問題になるのが、DIYを選ぶ理由が「安く済ませたいから」だけの場合だ。配線がうまくいかない、部品を買い直す、時間ばかりかかる――そうした壁にぶつかり、時間や費用がかさんで結局業者に持ち込むケースは珍しくない。その場合、最初から依頼するより時間もお金も余計にかかってしまう。業者に依頼すれば工賃は数万円かかるが、配線ミスや発火リスクといった安全面の不安なく、確実な仕上がりが得られる。

これから車を選ぶ人にとっての選択:標準搭載車という手も

一方、これから車中泊用の車を選ぶ段階であれば、本格的なキャンピングカーに限らず、日常使いできる乗用車をベースにした車中泊仕様車の中にも、サブバッテリーを標準搭載しているモデルがある。配線工事の手間そのものをなくせるため、電装知識に自信がない人には現実的な選択肢になる。

コスト意識より大事なもの

DIYをやり切れるかどうかは、コスト意識よりも作業そのものへの興味や粘り強さに左右される部分が大きい。「安さ」だけを動機にDIYを選ぶと挫折しやすく、遠回りになりがちだ。すでに車があってDIYか業者かで迷っているなら、まず自分がその作業を楽しめそうかを正直に考えてみるといい。これから車を選ぶ段階なら、無理にDIYや業者依頼を前提にせず、標準搭載車も選択肢に加えて比較するのが合理的だ。

サブバッテリーの本領

サブバッテリーの本領が発揮されるのは、LED照明や換気扇、常設の冷蔵庫など「常時電源が必要な後付け電装品」を組み込むときだ。そうした常設装備を予定していないなら、配線工事が不要なポータブル電源で十分というケースも多く、これも選択肢の一つとして頭に入れておきたい。

おすすめ商品

DIYで走行充電器を選ぶ場合、RENOGYの「12V 40A DC-DC 走行充電器」やBougeRVの「600W高出力走行充電器」が、複数の比較サイトで安定して人気を集めている。前者はソーラーパネル充電にも対応し、後者は過電圧・過熱保護機能を備える。

配線図を見ながら「ここは自分でできそうだ」と「ここは任せた方がいい」を仕分ける作業自体を楽しめるかどうかが、案外一番の分かれ目だと思う。そしてそもそも、その仕分け作業自体をしたくないなら、最初から搭載車を選ぶのが一番の近道だ。

出典

出典:my-best「走行充電器おすすめランキング」ほか複数の製品比較サイト