車中泊といえば道の駅やRVパークが定番だったが、ここへきてコンビニの駐車場という新しい選択肢が広がりつつある。ローソンは2025年7月14日、千葉県内7店舗の駐車場で車中泊サービス「RVパーク」の実証実験を開始し、2026年7月17日からは埼玉・静岡・愛知にも対象エリアを拡大した。千葉と合わせて全国27店舗規模になっている。
利用の仕組みと料金
初めて車中泊をする人にとって、コンビニは心理的なハードルが低い。利用料金は1泊2,500〜3,000円(1区画につき)で、電源・トイレ・ゴミ袋が使える。利用には事前のオンライン決済が必要で、チェックインは18時から、チェックアウトは翌9時までとなっている。道の駅やRVパークのように事前に調べて計画的に向かう必要がなく、24時間営業のコンビニならではの自由度の高さが魅力になりそうだ。
広がる背景
コンビニ駐車場は、あくまで「休憩」の延長として位置づけられてきた場所だ。それが車中泊の受け皿として正式に扱われるようになったのは、宿泊費の高騰を受けた節約志向と、車中泊人気の広がりが重なった結果と見られる。実際、お盆・年末・ゴールデンウィークの繁忙期には、稼働率が9割を超える店舗もあったといい、この実績が今回のエリア拡大の後押しになったようだ。ローソンは日本RV協会の定める条件を満たす形で「RVパーク」として展開しており、宿泊特化の施設とは違い、あくまで店舗運営の一部としてのサービスである点が特徴的だ。
気になる点
一方で懸念もある。コンビニは本来、短時間利用を前提とした立地・設備であり、宿泊需要が集中すれば騒音やゴミ、長時間駐車によるトラブルが起きる可能性は否定できない。1店舗あたり1日1台までという利用制限が設けられているのも、こうしたリスクを踏まえた運用と考えられる。サービスとして定着するかどうかは、今後の運用ルール次第だろう。
正直、最初にこのニュースを見たとき「そこまで来たか」と思った。何日も走り続けていると、24時間開いていて、灯りがあって、人の気配がある場所というのは、それだけで安心材料になる。RVパークのような特別な場所じゃなくても休める選択肢が増えるのは、単純にありがたい。ただ、便利さに甘えすぎず、あくまで「お邪魔させてもらっている」くらいの気持ちで使うのがちょうどいいんだろうなとも思う。
出典
出典:ASCII.jp「ローソンの車中泊施設が好評、27店舗に拡大」/Impress Watch car.watch/流通ニュース/ベストカーWeb